北極イワナ(Rautu)

イワナは、北極イワナの呼び名で知られており、最後の氷河期後から生息している魚です。細身でエレガントな姿を持ち、白い斑点と腹部の前方のえらが白いためにサーモンと見分けがつきやすいです。イワナにはいろんな種類があり、種類によって、生息する場所、産卵場所、体の形や成長の早さが違います。また、種類の異なるものどうしであっても同じ湖に生息します。

 

分布

フィンランドには、実際には三種類のイワナが生息しています。レイクトラウトは、北アメリカ原産で、フィンランドの数ヶ所に移入された外来種です。イナリ湖に最も多く移入されましたが、未だにお目にかかるのが非常に珍しい魚です。

二つ目の種類は、同じくアメリカを原産とするカワカマスです。これは小川でも見ることができます。ラップランドではこのカワカマスが繁殖しすぎた場所もあり、そこでは魚の体長が大体20cm-25cmと短くなってきています。カワカマスは、スポーツ・フィッシング用の魚として、特にフィンランドの小さな湖に移植されています。カワカマスは、魚の中では攻撃的で、ブラウントラウトなどの生息領域を侵す傾向があります。

そして三つ目、フィンランド原種である北極イワナは二つの形態が知られており、大型種を北極イワナ(ラウトゥ)、小型種をトゥントゥリ・ラウトゥとか、パルツァ・ラウトゥと呼びます。大型の北極イワナは、北ラップランドの湖や、他にも東フィンランドのヴオクシ湖(Vuoksi)やサイマー湖(Saimaa)に見られますが、南部ではこれらは絶滅寸前です。例えば、北極イワナは、以前、クーサモ湖(Kuusamo)でも見られましたが、現在は生息していません。

そして、場所を移動して生息する降海型と一ヶ所に留まって生息する陸封型のどちらもよく知られています。降海型は、例えばテノ川(Teno)のメリラウトゥ(降海型北極イワナ)です。また、異なる種類のものでも同じ湖に生息していけますが、なぜ降海型と一ヶ所に留まる陸封型に分かれたのか、理由は分かっていません。

北極イワナは、北極圏種で、冷たく澄んだ水に生息します。ラップランドで最も南部に生息する北極イワナはパッラス(Pallas)‐オーナストゥントゥリ(Ounastunturi)の国立公園内です。

しかし、ラップランドにおける、北極イワナが生息する湖やポイントは、恐らくまだ全てが把握されているわけではないため、パッラスが必ずしも最南という事ではないでしょう。北極イワナのフィッシング・ポイントは、近年は約40ヶ所がマークされ、その大半は、フィンランド国土の北西部(左側に突き出た部分)やイナリ原野にあります。

 

ライフスタイル

イワナは、9-10月にかけて産卵し、産卵場所は浅瀬(深さ2-3cm)の砂利地、もしくは広い湖の岩地の間です。イナリ湖では、浅瀬の岩場には、北極イワナにちなむ名前がついています。魚卵は、春になると孵化します。レイクトラウトの産卵場所は一般的に深く、水深40メートルにもおよび、移入前の本来の場所よりも、良く規制された湖に適応していることを示しています。スウェーデンでは、稚魚を深水圧の環境に慣れ親ませた後、より深い水の中で産卵させる養殖実験がなされていますが、まだ明確な結果は出ていません。フィンランドでは、60~70年代にかけて、ホワイトフィッシュの移入が一般的になり、その間ラップランドの湖にも多くのホワイトフィッシュを移入したため、イワナの数が激減してしまいました。これは、ホワイトフィッシュと北極イワナは同じ湖では共存できないためですが、カワカマスにはおいては例外です。

イワナの食べ物は、プランクトン、ベントス(水域に生息する生物の中でも底質に生息する生物)、虫や魚です。小さな食べ物は若いイワナむきで、大型イワナは成長すると魚を食べるようになります。その間、同種の小魚を食べたり(共食い)、小型のホワイトフィッシュやモトコクチマスも食べます。イワナの異なる形態は、この食べ物への適応によるものだと考えられます。成長は食べ物の量によって決まってきますが、トゥントゥリ・ラウトゥ(小型種の北極イワナ)は、普段150g-300g程に成長しますが、1,5kgが小型種の上限で、これを超えるものは大型種に数えられます。フィンランドで獲られたトゥントゥリ・ラウトゥの最大は、約10kg(セベッティ湖:Sevettijärvi)でした。

 

釣り場

北極イワナは深水を好みます。よって、フィンランドでも北極イワナが住む全ての場所は、把握されていません。最近、特にノルウェーは、釣りの許可基準が厳しくなったこともあり、北ラップランドに北極イワナの釣り場を探しに訪れる人も増えてきました。またそれだけではなく、更に北極イワナを北ラップランドに移植する事も試みられており、そのいくつかの北極イワナの釣り場をご紹介しましょう。

国土の北西に当たる突き出た部分には、北極イワナ釣りで知られたいくつかの湖があります。ソマス湖(Somasjärvi)のソマスロンポロ(Somaslompolo)では、平均500g-1kgの北極イワナが獲れます。トスカル湖(Toskaljärvi)の北にあるピヒツォス湖(Pihtsojärvi)では、200g-300gの北極イワナが獲れます。サーリ湖(Saarijärvi)とその横にあるサルミ湖(Salmijärvi)は、道路に近いためによく利用される釣り場です。アイラッカ湖(Ailakkajärvi)は、数年前に北極イワナを移植したため、近いうちに釣り場として知られるようになるかもしれません。

セベッティ湖(Sevettijärvi)のエリアでは、北極イワナの生息する湖として、トゥーリ湖(Tuulijärvi)、アァリス湖(Äälisjärvi)、ロヴィ湖(Rovijärvi)やソルヌ湖(Sornujärvi)があります。セベッティ湖(Sevettijärvi)は、北極イワナの稚魚を放流しており、同じく道路の西側にあるイイ湖(Iijärvi)やパウトゥ湖(Pautujärvi)もそれに値する場所といえます。

ウツヨキの近くにも北極イワナの生息する小さな湖があります。それらは、カルドアイヴィ(Kalddoaivi)エリアの側に位置しています。

森林管理局は観光用に、ウツヨキ道の道沿いにある湖に北極イワナの生息する湖を作る計画を立てています。

カリガスニエミ(Karigasniemi)周辺南部のムオトカトゥントゥリ(Muotkatunturi)には、北極イワナの湖がいくつかありますが、この地域はあまりよく知られていません。

道の北側にも同じく釣り場があり、ルオブムス湖(Luobmusjärvi)は、ケヴォのハイキングコースの南端にあり、その他にもいくつかの北極イワナを獲る湖があります。イナリ南部のハンメストゥントゥリ(Hammestunturi)周辺も北極イワナの湖がいくつかあります。その中で一番簡単に足を運べる釣り場は、イナリのラジオ塔の西側に位置する小さな湖です。

 

北極イワナ釣り

夏には、北極イワナを湖岸から釣り竿で、もしくは舟釣りで釣る方法があります。北極イワナは、たいてい深水を好むので、ルアーで北極イワナを釣るのは無理があるといえます。無風状態の夜には、北極イワナは虫を食べるために水面まで上がってくるため、その際、フライフィッシングで捕らえることができます。最適な場所は、小川の早瀬、湖岸の深場、もしくは崖の先端です。 また、最適のルアーは、5cmほどの明るい銅色のものか赤いトーンのものです。夏の一番良い釣りシーズンは、ちょうど川の氷が解けて流れ終わったくらいの時期(予測が困難)や8月です。

冬は夏よりも釣れる確率が高くなります。ベストシーズンは10-11月(透明な氷でまだ雪が積もっていない時期)や春の終わりです。スウェーデン人は、1-2月の釣りを好みます。冬から春にかけては、北極イワナはどの深さにいてもおかしくありません。

 

釣り用具

アイスフィッシングの場合は、水深20mまで糸を下ろしても魚が食いつくのを感じないといけないため、竿は硬めのものを、また釣り糸は細くて0.25、太くて0.35-0.40のものがお勧めです。覚えておかなくてはいけないのは、小さな北極イワナがいる場所には大きな北極イワナもいるため、両方に耐えられる竿を準備しておく必要があります。釣り竿は硬めで、リールはブレーキのついたものでなければいけません。6インチのボアホール(氷穴)であれば大型の魚を穴から釣りあげることができます。4インチでも何とか使えない事はないですが、やはり小さく感じられ、6インチの穴の方が適切であることを実感していただけるはずです。

エサとしては、幼虫や虫、エビの先(オレンジ色で革製のもの)のものがお勧めです。

 

テクニック

アイスフィッシングはテクニックが重要です。北極イワナは、湖内を群れて移動する魚なので、アングラーは群れを探す必要があります。湖の中心部の深いところであったり、岸の近くだったりもします。アイスフィッシングは釣り穴を頻繁に変えるのではなく、ある程度の時間一ヶ所に留まるべきです。釣れた場合、毎日同じ時間にその場所に北極イワナはやってくるので、その前後、それぞれ8時間の間も試してみることお勧めします。

もし群れを見つけた場合には、その群れを移動させないようにすべきです。自分を中心に、半径1.5-2mの場所に10ヶ所ほどの穴を開けます。釣れた場合は、糸から魚をはずす前に、次の糸を水に入れる必要があります。エサが絶えず水中になければ、群れは移動してしまいます。1本ではなく、必ず予備の竿を準備しておきましょう。

氷に穴を開ける作業によって、近辺にいる敏感な魚が逃げてしまうことがありますが、北極イワナは該当しません。ある人は、北極イワナは少し間の抜けた魚だと考えています。なぜなら、ホワイトフィッシュのように少しづつエサをかじるのではなく、一気にエサに食いつくからです。

 

 

 


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